俳句はわずか17音の中に季節を表す言葉を組み込む日本独自の詩形で、その特徴は世界でも類を見ません。「俳諧の連歌」として始まりましたが、松尾芭蕉(1644-1694)によって芸術の域に高められました。俳句は現在、国内外で人気を博し学校の教材としても使用されています。また、俳画とは俳句と絵が一体となった作品で芭蕉をはじめ多くの俳人が手がけました。中でも与謝蕪村(1716-1783)による俳画は優れており、詠まれた情景や事柄をそのまま描かず、見る人の創造を膨らませる工夫がされています。本展では芭蕉直筆の短冊や、2022年に再発見され話題となった《野ざらし紀行図巻》、蕪村の《「いかだし」自画賛》などの優れた俳画の数々を展示します。
- 日程
- 2024年10月12日(土)~2025年1月19日(日)
10:00~17:00(受付終了16:30)
- 料金
- 1,000円
- 場所
- 嵯峨嵐山文華館
- 電話
- 075-882-1111
- 休館日
- 12月3日、12月30日~1月1日